避難所にファミリーテント。もっと普及して欲しい!

先日の台風15号・19号、10月25日の水害など、多くの被害が発生しました。

被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。

片付けのボランティア活動に参加したいところですが、私も子供を持つ身。
募金への参加にて失礼いたします。

私自身、台風19号の襲来時には正直危険を感じました。
こんなことは、初めて。

私の住む市内でも、川が近い地区では避難勧告が。
しかも、避難所自体が浸水の可能性のある地域にあり、2度も避難先が変わった方もいたようです。

私のアパートはハザードマップでも安全な所と表記されていて、避難には至りませんでした。
(自主避難所は開設)

ですが、義実家が避難勧告地域になり、最悪の場合我が家に避難してもらおうかと思ったほど。
現に、真裏に山がある近所の家は、消防車が直々に来て「避難してください」と言われたそうです。
(その方々はすぐに避難され、幸い被害も出ませんでした)

市の対策本部からは何度もメールが。(しかも緊急音付きで)
耳が遠くて電話に出ない義祖母に代わり、情報を入手できました。

ただ、あの独特の音に、子供は終始ビビりまくり。
特に暗くなってから鳴っていたので、余計恐怖感があったのでしょう。

夜もなかなか寝付けないようでしたが、ママにピッタリ寄り添っているうちに夢の世界へ。(笑)

自治体によっては連絡が途絶えてしまって大変だったそうですが、我が家は問題なく過ごせました。

防災対策課の方々には、ホントに感謝ですね。
(お休みの日だったでしょうに)

避難の様子をテレビで拝見していたとき、気になったのが「避難用テント」。
正式には、『ワンタッチパーテーション・ファミリールーム』。

出典:(株)NEEDホームページより抜粋

ポップアップテントのように、カンタンに設置できるものだそうですね。

プライバシー保護に便利だと、最近話題になりました。

アウトドア用のポップアップテントを持ち込んだ方もいたそうですが、避難所によってはNG。
(大きすぎるもの、ペグ固定必須のものはダメ)
荷物も多くなるので、現実的じゃないですね。

その点、避難所で設置してもらえるのはうれしいところ。

このテントの使用目的ですが、仕切りはモチロン、

  • 女性の着替え・体拭き時
  • 子供の遊び場・寝るスペース
  • 救護室。(女性に聴診器を当てる時などの配慮)

など、多機能にわたります。

声などは致し方ありませんが、囲われていると安心感がありますよね。

サイズも大きく、圧迫感も少なめ。
その上、収納もカンタンで、場所もとりません。

これなら、個人的にも欲しい!

このテントの製造会社のホームページを確認したのですが、個人販売はしていないそうで。
(自治体にのみ販売)

海外にも販売網を広げており、フィリピンの避難所でも活躍しているんです。

スゴイ!

うちの自治体でも、ぜひ準備していただきたいですね。

今後も、災害が起こる可能性はゼロではありません。
気を緩めることなく、災害に対するアンテナを張っていきたいと思っています。

水害が多発!重ねるハザードマップって何?

ここ最近、集中豪雨や水害の報道が頻繁ですよね。

佐賀県を中心とした九州地方の水害では、油の流失による農作物の被害も発生。
都市部でも、横浜市での冠水被害が。

少し前には、広島県で大規模な土砂崩れがあり、多くの住人がお亡くなりになった災害もまだ記憶にあることでしょう。

『災害は、いつ起こるか分からない』

最近では防災意識が高まり、自宅に食料や飲料水の備蓄をしている方もいますよね。
私も、その一人。

でも、それらはライフラインが止まった時の備え。
避難せず、自宅で生活できる場合の話。

自宅に聞きが迫り避難が必要になった時、どうするのか?
そもそも、自宅は災害に耐えうる地域なのか?

把握されていますか?

それらを示したものが、『ハザードマップ』。

ご自宅の地域の『ハザードマップ』を確認している方って、意外といらっしゃらないんですよね。

全国各地の地域で作製されているハザードマップ。
これを確認しない事には、避難場所や避難のための交通手段、かかる時間も把握できません。

ハザードマップは、冊子やポスターを役所で無料配布しています。
ホームページにアクセスして、PDFファイルをダウンロードすることも出来ますよ。

私も、ハザードマップを確認していませんでした。
自宅の周りに山・川・池などがなく、何の心配もしていなかったんです。

ですが、せっかくの機会ですし、ハザードマップをチェック!

ハザードマップには、浸水しやすい地域が色別になって書かれています。
避難所の位置も、確認できますね。

これで安心!
とはいきません。

最近話題の『重ねるハザードマップ』まで活用しましょう!

『重ねるハザードマップ』は、ハザードマップポータルサイトの事。

これは、国土交通省の水管理・国土保全局と国土地理院が発表していて、国が管理している河川(109水系)での「洪水浸水想定地域(想定最大規模)」が表示されているんです。

これを見ると、どの地域がどのくらい深く浸水する可能性があるか、カンタンに確認できるというもの。

とても助かる情報ですが、ここで注意!

  1. あくまで「国が管理する河川」なので、当てはまらない川もある
  2. 運用は2018年6月から。地域のハザードマップによっては最新のデータでないことも

ご自分の地域のハザードマップと照らし合わせて、活用したいですね。

このハザードマップを活用しつつ、ママさん的にチェックしたい項目はコチラ。

  1. 自宅の浸水の可能性、その深さ
  2. 避難所の位置、経路(経路の浸水も)
  3. 避難所の規模(収容可能人数、備蓄状況)
  4. 車で避難するなら、駐車場の規模(駐車場の浸水も注意)

避難所の設備もチェック!

  • ベビーカーの収容が可能か
  • おむつ替えスペースの有無
  • 出来れば、子供スペースを作ってもらえるか

避難所は、大混雑します。
その中に子供を連れて行くことは、子供のストレスになることでしょう。

しかし、命を守るため、致し方ないこともあります。

パパママの落ち着いた判断と行動で、お子さんを守ってください。

ちなみに、我が家は浸水地域には該当していませんでした。

ですが、喜んではいられません。

よく見ると、避難所までの道路に一部浸水の恐れあり、と。
ここが浸水すると、避難所までの道が一つしかなく、渋滞の可能性が。

歩いたら30分ほどですが、子供を連れて歩くには危険かも。

避難所はあまり大きくないので、いっぱいになってしまうことも考えられます。
駐車場も、車中心の生活圏にしては狭いですね。

  • 早い避難か
  • 自宅待機を強化するか

この選択を迫られることになりそう。

天気予報のサイトによると、今年は台風が多く発生する可能性が高いとの見解が。

いつ起こるか分からない災害。
お子さんのためにも、ハザードマップを活用した避難を心がけたいものです。