4歳児の運動会、その2。認めてくれる仲間に感謝!

(その1のつづき)

運動会が終わって3週間後、保育士さんからおたよりが配布されました。

うちの保育園では連絡帳がないので、子供の様子を知るには

  • ホワイトボードに書かれる今日の出来事
  • 毎月出るおたよりを読む
  • 保育士さんから直接聞く

になります。

ホワイトボードはその日にやったことがメイン。
翌日の連絡なども書かれます。
『明日は山へ行くので、飲み物を持ってきてください』ってカンジで。

おたよりは、園全体・保健関係・クラス単位で毎月いただきます。
季節の行事や感染症への警戒、クラスで出掛けた時の細かな様子など。

保育士さんから直接の話は、特別気になることがある時のみ。
なにせ、4歳児だけでも37人。
それでもこまめにお話をいただけるので、ありがたい。

ママ的には、クラス単位のおたよりが楽しみ。
忙しい中、毎月ありがたく読ませていただいております。

どんなことがあったのか。
それをどう乗り越えていったのか。

保育士さんの目線で伝えて下さり、とても分かりやすい。

この目で見ていなくても、その光景が浮かんでくるかのよう。

そんなとき、おたよりにうちの子の名前が書かれていることに気づきました。

『認めてくれる仲間がいる』
先日の運動会に向けた練習での一コマ。

抜粋して掲載します。(Rは、息子の名前です)

出来なかったことが出来るようになった時に、そばにいてくれたのが仲間でした。

Rくんがもう少しで自分の力で鉄棒ができそうで、何回も繰り返して取り組んでいるときでした。

鉄棒の周りには担任と何人かの仲間たちが見守りつつ言葉をかけていました。

今までだったら出来ないことが嫌で弱音を吐きがちでしたが、仲間の見守りもあってかそんなそぶりもなく、取り組んでいました。

そして遂に「できた!R今一人でできたじゃん!」と担任が声をかけると、それに続いて
「うん!今一人でできてたよ。Rやったじゃん!」そばで見ていた仲間たちが一緒に喜んでくれて、
Rくんは嬉しさとちょっと照れくさかったのか、首をすぼめて笑っていました。

そこには勿論Rくん自身の力がありました。

その力を出せたのは、きっとそばでいてくれた仲間がいたからではないでしょうか。

Rくんは本番も自信をもって自分の力で鉄棒をやり遂げました。

運動会のとき唯一自力で出来た鉄棒には、こんな努力と友人の応援があったのですね。

これを読み、私は泣いて後悔しました。
じつは、運動会の後、子供を責めてしまったのです。

子供は、リレーで1位になったことを嬉しそうに話したのですが、ママは聞く耳持たず。

『リレーの1位は、みんなのおかげ。お前なんか後ろ見て走っていたじゃない!』
『足を引っ張るんじゃなく、お前がみんなを引っ張るくらいじゃないとダメ!』
『なんで同じことが出来ないの?出来なかったのは、お前だけだよ』

後日、公園に遊びに行っても、ぶら下がりの練習を強要。
すぐに気が散って別の事をやり始めてしまうたびに、運動会のことを蒸し返して叱り飛ばしました。

多少出来ても、褒めたりしません。
ママ的には当たり前のことだから。

『やれば出来るのに、なんでやらないの?』

黙れば叱る。
言い訳を言えばまた叱る。

約3週間、褒めたことはありませんでした。

それこそ、親として恥ずかしい事。

出来なかったとしても、それなりの努力があった。
これを認めるのが親。

子供に申し訳ない。

そして、出来なくても仲間として認めてくれた同級生・保育士さんには、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

運動会の後、約束していた自転車を購入しました。
保育園から真っ直ぐに帰ってきては、練習に励む毎日。(笑)

庭が砂利で走りにくいので、ママ同伴で車通りが少ない路地で乗っています。
そこで気を付けることが、交通ルール。

ここで守れたら、しっかり褒めることを心がけて。

今は補助輪付きなので、サイクリングロードは走れません。
なので、いまの目標は『補助輪を外して乗れるようになること』。

これこそ、カンタンに出来ることではありません。
転んで、くじけちゃうかもしれませんね。

そんな時、努力を認めるのがママの役目。

些細なことでも『認める』親になっていきたいと思います。

4歳児の運動会、その1。出来ない子供にママはガッカリ。

先月半ば、保育園の運動会のこと。
あいにくの天気で、近くの中学校の体育館をお借りしての開催となりました。

が、子供たちは裸足で元気いっぱい!

うちの子は、競技よりママを探すことに必死。
その辺だけは相変わらず。(笑)

少しは集中してほしいんですけどね。

ママの方に駆け込んで来なくなったので、成長した証でしょう。
(去年までは、ママを見つけて追いかけてきてしまったので)

保育園の運動会では、必ず子供の個人競技があります。
今年の競技は、雲梯と鉄棒。
進級してからみんなで頑張っていると、保育士さんから聞いていました。

が、うちの子はこれが大の苦手。

『ぶら下がっている』状態が、とにかくイヤ。
掴むことは出来ても、持続できない。

公園で練習したこともあるのですが、とにかくヤル気ナシ。
ヘラヘラして、すぐに手を離してしまうのです。

体型的な不利も原因の一つ。

うちの子、体型は標準ですが身長が大きめで、見た目ヒョロヒョロ。
筋肉量が足りないので、力がいる競技自体がキライ。

いっぱい練習している同級生の手のひらには、マメが出来ています。
通称『がんばりマメ』。
親御さんの迎えを待つ間にも練習しているので、とても上手。

うちの子も『がんばりマメが欲しい』と言っているのですが、練習する気はナシ。
お玉を持って、水遊びをしていることがほとんど。

『練習しないと出来ない』
『出来ないから練習しない』

子供らしい葛藤がうかがえます。

ママが子供の時、両親の教育方針は『勉強より運動で1位を獲れ』。
おかげで、運動だけは誰にも負けませんでした。

が、運動神経って遺伝子では受け継がれないんですね。(笑)

こんな調子なので、運動会本番では順番が来る前から泣きっぱなし。
お気に入りの研修生さんを独り占めし、かなり嫌がっている様子が保護者席からも確認できるほど。

プログラムの都合上、うちの子の順番はラスト。
同級生が軽々とやってのける中、順番を待たねばなりません。

それがかえって悪かったらしく、順番が来ても動けなくなってしまったのです!

その姿に、ママは正直ガッカリ。
恥ずかしくて見ていられませんでした。

それでも、子供はボイコットしません。

保育士さんが5人がかりで、うちの子に声をかけたり足を持ち上げてくれたり。
飛びつく段は、少し下げてもらって何とかクリア。
飛び降りは、大好きな男性保育士さんの胸に飛び込んでいきました。

鉄棒の足抜きは、一人でカンペキ。

競技を終えると、大きな拍手が沸き起こりました。

周りのママさん方からは、
『よく頑張ったね!』
『出来るじゃん!』
との声をいただきました。

2歳児のとき担当してくれた保育士さんからも、
『感動して涙出ちゃったよ。出来るようになったんだね』と。

ありがたかったのですが、内心は嬉しくありません。
とにかく、同級生と同じくできなかったことが、ママにとっては情けなくて。

見て下さった方々は、感動の涙だったかもしれません。

が、ママの涙は悔し涙。

なかなか記事にできなかったのも、こんな気持ちでいたから。

そんな中、ママの気持ちを変えてくれたのは、保育士さんのおたよりでした。

(その2へ)

避難所にファミリーテント。もっと普及して欲しい!

先日の台風15号・19号、10月25日の水害など、多くの被害が発生しました。

被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。

片付けのボランティア活動に参加したいところですが、私も子供を持つ身。
募金への参加にて失礼いたします。

私自身、台風19号の襲来時には正直危険を感じました。
こんなことは、初めて。

私の住む市内でも、川が近い地区では避難勧告が。
しかも、避難所自体が浸水の可能性のある地域にあり、2度も避難先が変わった方もいたようです。

私のアパートはハザードマップでも安全な所と表記されていて、避難には至りませんでした。
(自主避難所は開設)

ですが、義実家が避難勧告地域になり、最悪の場合我が家に避難してもらおうかと思ったほど。
現に、真裏に山がある近所の家は、消防車が直々に来て「避難してください」と言われたそうです。
(その方々はすぐに避難され、幸い被害も出ませんでした)

市の対策本部からは何度もメールが。(しかも緊急音付きで)
耳が遠くて電話に出ない義祖母に代わり、情報を入手できました。

ただ、あの独特の音に、子供は終始ビビりまくり。
特に暗くなってから鳴っていたので、余計恐怖感があったのでしょう。

夜もなかなか寝付けないようでしたが、ママにピッタリ寄り添っているうちに夢の世界へ。(笑)

自治体によっては連絡が途絶えてしまって大変だったそうですが、我が家は問題なく過ごせました。

防災対策課の方々には、ホントに感謝ですね。
(お休みの日だったでしょうに)

避難の様子をテレビで拝見していたとき、気になったのが「避難用テント」。
正式には、『ワンタッチパーテーション・ファミリールーム』。

出典:(株)NEEDホームページより抜粋

ポップアップテントのように、カンタンに設置できるものだそうですね。

プライバシー保護に便利だと、最近話題になりました。

アウトドア用のポップアップテントを持ち込んだ方もいたそうですが、避難所によってはNG。
(大きすぎるもの、ペグ固定必須のものはダメ)
荷物も多くなるので、現実的じゃないですね。

その点、避難所で設置してもらえるのはうれしいところ。

このテントの使用目的ですが、仕切りはモチロン、

  • 女性の着替え・体拭き時
  • 子供の遊び場・寝るスペース
  • 救護室。(女性に聴診器を当てる時などの配慮)

など、多機能にわたります。

声などは致し方ありませんが、囲われていると安心感がありますよね。

サイズも大きく、圧迫感も少なめ。
その上、収納もカンタンで、場所もとりません。

これなら、個人的にも欲しい!

このテントの製造会社のホームページを確認したのですが、個人販売はしていないそうで。
(自治体にのみ販売)

海外にも販売網を広げており、フィリピンの避難所でも活躍しているんです。

スゴイ!

うちの自治体でも、ぜひ準備していただきたいですね。

今後も、災害が起こる可能性はゼロではありません。
気を緩めることなく、災害に対するアンテナを張っていきたいと思っています。