軽減税率、その10。キャッシュレス決済事業、加盟店じゃないところは損なの?

(その9のつづき)

【ポイント還元は、加盟店でなくては受けられない】
今までそのようにお伝えしました。

じゃあ、加盟店じゃないところで買い物したら、損しちゃうってこと?

いいえ。
実は、一概には言えないんです。

今回は、加盟店ではないけど還元していたお店を見つけましたので、お伝えします。

それは、スーパーとりせんの『とりせんカード』。

ちょっとマイナーですが、地元スーパーの電子マネーです。
(茨城・栃木・群馬・埼玉にあります)

せっかくなので、私が実際にやってみましたよ!

このスーパーでは9月28日から30日まで、10,000円以上のチャージで5%のボーナス金額がもらえるキャンペーンを実施。
(現在は終了)

上限が50,000円ですので、47,000円のチャージで2,350円分も!

私はこれを2回チャージ。

1日目。
40,000円チャージ・2000円分のボーナス金額付き。
この日の買い物は、この残高から支払い。
残高は40,000円を切っていました。

2日目。
10,000円チャージ・500円分付き。
この日は買い物ナシ。

2日かけ、合計2500円もお得に!
(初日のレシートを無くしてしまったので、分かりにくくてすみません)

これ、ポイントではなく、残高に直接入ります。
(ポイントは買い物をした時に200円で1P入ります)

食品は軽減税率の対象ですので、少し意味合いが違いますが。

でも、買う前から還元されているって、なかなかですね。

50,000円もチャージして大丈夫?とお思いでしょう。
いつも利用するスーパーなので、約3ヶ月分を前倒ししたと考えれば問題ナシ。
(有効期限は最終利用から5年間)

10月1日~6日までは、電子マネーポイントが5%付くキャンペーンもスタート!
(コチラも終了しました)

買い物200円につき5%還元。

買い物量の都合で3回会計していますが、全てとりせんカードで決済。

すると、ポイントが275Pも
(通常なら55P)

こんなにもらえることは滅多にないので、かなり嬉しい!

このポイントは500P貯まると、500円の商品券に交換してもらえます。
発行から1か月以内に利用しないと無効になってしまいますが、いつも利用するので問題ナシ。

商品券を貰う間隔は、私の買い物頻度だと4カ月に一度くらい。
それが今回に限り、2カ月で商品券ゲット!

もうウキウキしちゃいます!

今回のキャンペーンは既に終了しましたが、何故今頃言うのかって?

私的には、来年の軽減税率廃止の時を見込んでいるから。

この様子だと、来年の9月にも同じ様なキャンペーンをやるのでは?

ましてや、今度は食料品も10%になるので、消費者は必死になるでしょう。
(その頃には、還元事業が終了していますし)

こんなカンジで、加盟店になっていなくても、お店独自の還元やサービスを展開している店舗があります。

『このお店、還元されないから行かない』ではなく、キチンと見極めるとお得に!

増税が避けられない今、消費者が損をしないよう、賢くお得な買い物を楽しみましょう!

次回は、キャッシュレス決済・ポイント事業が始まってからの店舗の様子をお知らせします。

(その11へ)

軽減税率、その9。幼児・小学生でも安心なICカード決済は?

(その8のつづき)

前回は、小学生でも安心なスマホ決済をお伝えしました。

が、スマホ決済をメインにしたので、スマホを持たないお子さんには使えなかったですね。
後で気づきました。

我が子にも、まだスマホを持たせる予定はありません。

そこで今回は、スマホを持たない小さなお子さんでも安心なキャッシュレス決済を考えていきます。

スマホを持たせないとなると、残るはカード式のみ。
クレジットカードもまだ使えません。

そこで使えるのが、『非接触ICカード』でのキャッシュレス決済!

ここでの『非接触』とは、機械にかざす(近づける)というもの。
ATMみたいな機械に差し込むものではありませんよ。

コチラも、スマホ決済に負けないほどの種類があります。
正直迷うところですね。

小さいお子さんに持たせるICカードの条件はコチラ。

  • プリペイド(前払い)
  • クレジットカード・口座がいらない
  • 年齢制限ナシ
  • ポイント還元事業の対象になっている(2020年6月まで)

その中で、小学生、もしくは幼児でも使いやすいICカード式決済をお知らせします。

  1. nanaco
  2. WAON
  3. LINEpayカード
  4. 交通系電子マネー

それぞれのメリット・デメリットもお伝えしますね。

まずはnanaco。
セブンイレブンの電子マネーですね。

メリット

  • 店頭で申し込み、即日発行
  • レジ・セブン銀行ATMで入金する
  • クレジット・口座不要
  • ポイント還元はその場で2%値引き

デメリット

  • 15歳以下は、親権者の同意(署名)が必要
  • ネットでの発行不可
  • 補償ナシ
  • 紛失・盗難時の利用停止が遅い(翌日)

nanacoは年齢制限なし。
親の同意書に署名が必要なためネット発行できませんが、店頭で即日発行できます。

チャージはレジやセブンのATMで。
分からなくなっても店員さんがいるので安心ですね。

ポイント還元はその場で2%の値引きに。
ポイントではないですが、むしろ分かりやすい。

その場で得したイイキブンになれちゃいます!(笑)

ただ、補償がないところをお忘れなく。

失くしてすぐ利用停止しても、実際に停止されるのは翌日。
その間に使われてしまうケースが報告されています。

あまり多い金額をチャージしておかないほうがいいですね。

つづいてはWAON。
イオングループの電子マネーですね。

メリット

  • 個人情報の登録が不要(制限あり)
  • 即日発行
  • クレジット・口座不要
  • 5%オフの日など、お得な日がある

デメリット

  • 還元率がイオン内の店舗でも変わる
  • 還元は後日付く
  • 補償ナシ
  • 紛失時の利用停止まで3日かかる

WAONは個人情報・クレジット・口座が要らなくて、年齢制限もナシ。

ちなみに、個人情報を登録すれば上限が解除されます。
【20,000円→50,000円】

お子さんが小さいうちは、わざと制限をつけておいた方が安心ですね。

還元事業以外にも『20日30日5%オフ♪』のときには、お得に買い物できます。

ただ、イオン内でも店舗ごとに還元率が変わるので、お子さんには分かりにくいかも。

  • イオン内店舗・・・5%・2%(還元ナシの店舗もアリ)
  • ミニストップ(コンビニ)・・・2%

など。

ポイント還元自体も後日なので、忘れてしまうでしょう。
ポイントの管理はママ担当で。

補償もなく、失くした時の利用停止が実際にかかるまで3日もかかってしまいます。
失くした時の金額は、諦めるしかありません。

nanacoと同じく、高額チャージは控えましょう。

次はLINEpayカード。
前々回でも少しお伝えしましたが、もう少し掘り下げますね。

メリット

  • 手数料無料
  • 親のLINEpayと残高をシェアする

デメリット

  • JCBの加盟店で使える(LINEpayの店舗とは異なる)
  • LINEpayポイントのままでは利用不可

LINEpayカードはママのLINEpayから作るプリペイド型クレジットカードです。

「えっ?クレジットは子供じゃ使えないでしょ?」

いいえ、コチラのカードはプリペイド式。
つまり、チャージしないと使えないんです。

しかも、ママのLINEpayと残高をシェアするので、ママが管理しやすいですね。

ただ、利用店舗に注意が必要な場合が。

LINEpayはLINEpay対応の店舗で利用できます。
が、LINEpayカードは、JCB加盟店でしか利用できません。
(両方使える店舗もあります)

コンビニならほとんどの店舗で使えますが、一部では利用店舗が異なるところも。

事前にママが確認を取ってあげてくださいね。

『入り口に↑のマーク』があるか見てね』と教えてあげるのもお忘れなく。

ママ友からの情報ですが、支払いの時『1回で』と言うと、店員さんにも分かりやすいそうです。
(まれにクレジットカードと間違える店員さんがいるそうなので)

最後に、交通系電子マネー。

色々ありますが、ご自分の地域のものでいいでしょう。
ただし、

  • JR東海の「TOICA」
  • JR北海道の「Kitaka」
  • 福岡市交通局の「はやかけん」

は、ポイント還元事業に参加していませんので、ご注意ください。
(電子マネーとしては通常通り利用できます)

ここでは、小児運賃になる『小児用ICカード』で説明しますね。

メリット

  • 電車・バスの運賃と一緒に利用できる
  • 利用できる店舗が多い
  • 紛失しても、再発行が出来る

デメリット

  • 事前登録が必要(カード番号の登録)
  • ポイントの還元方法・時期は、カードによって異なる
  • クレジットでチャージ不可

電車やバスを利用される方なら、交通系はとっても便利ですね。
最近は駅ナカだけでなく、スーパーやコンビニでも使えます。

一番うれしいのは、再発行できるところ。
利用停止時の残高を、再発行したICカードに移行してもらえますよ。
(再発行料550円・預り金500円が必要)

ただし、補償額は定期券と利用停止時の金額のみ。
失くしたら早めに利用停止の手続きをしてくださいね。

ちょっとメンドーなのが、交通系ICカードでポイント還元を受ける場合は、事前登録が必要
この事前登録とは、カード発行時の個人情報登録とは別物。

カードの裏に表示された番号の登録になります。(桁数はカードにより異なる)
この番号が事前登録されていないとポイント還元されません。

ポイントの還元方法や時期もバラバラ。
特に、PASMOは駅の券売機での操作が必要になります。
(コンビニATMでは還元できません)

複雑なところがありますので、ポイントの還元はママがしてあげてください。

クレジットチャージ出来ないので、子供だけで出掛けた時に残高不足になると、「帰りの運賃が払えない」なんてことも。
(裏ワザもありますが、それだと使いすぎる恐れも)

使い方について、お子さんとしっかり約束しましょう。

非接触ICカードでのキャッシュレス決済は、端末の電池切れを気にしなくていいところが最大のメリット。
上手に使えば、お子さんの社会勉強にもなりますね。

現に、最近のおもちゃにカードリーダーがついていたりしますし。
大人のほうが社会に乗り遅れそう・・・。

しかし、カードとはいえ、お金には変わりありません。
お子さんとの約束やルールを決め、安全で賢く利用してみてくださいね。

次回は、『還元加盟店になっていない店舗はお得じゃないの?』を考えます。

(その10へ)

軽減税率、その8。小学生に持たせても安心なキャッシュレス決済は?

(その7のつづき)

ついに始まりました!
消費税10%!

前回は、ママさんのオススメのスマホ決済を紹介しました。

今回は、お子さんに持たせるならどれが安心か、をお伝えします。

特に、小学生を対象にしていきますよ。

ただ、大人と違い、いろいろな制約や心配もありますよね。

また、『小学生にキャッシュレスなんて早すぎる!』とお思いのかたもいるでしょう。
現に私の旦那もこの考え方。

でも、こんな時代だからこそ、小さいうちからしっかりと教える必要があると思うのです。

そこで、

  • どのスマホ決済がお子さん向きなのか
  • お子さんとの約束はどうしたらいいのか

をママ目線で考えてきたいと思います。

まずは、子供に持たせても安心なスマホ決済の条件はコチラ。

  • 使いすぎ防止
  • セキュリティーがしっかりしている

お子さんとの約束も決めておきましょう

  1. 現金が手元にあっても勝手にチャージしない
  2. 家族以外への送金禁止

これらを踏まえ、小学生に持たせても安心なスマホ決済を厳選しました。

  1. PayPay
  2. LINEpay
  3. Applepay


まずは、PayPay。

メリット

  • 個人間送金が可能で、PayPay残高をシェアできる
  • コンビニでチャージできないコンビニチャージ出来るようになりました

デメリット

  • セキュリティーが甘い
  • 子供側のスマホから他人への送金を防げない

個人間送金を使って、お子さんのスマホに送金できます。
(ポイント還元された分は送金不可)
お子さんのスマホにクレジットカードの登録が無くてもOK。

コンビニチャージできませんので、約束1をイヤでも守ることができます。(笑)
コンビニチャージ出来るようになりました。
が、キャンペーンの最大還元率をうけとるには、YJカードが必要です。

小学生ではクレジットカードが作れませんので、チャージするなら親御さんのYJカードからチャージした分の送金がいいですね。
(最大還元されるのは、親御さんのPayPayのみ)

銀行口座からチャージするしかないのなら、あらかじめ残高を少なくしておけば使い過ぎの心配ナシ。

ただ、問題はセキュリティーが甘いところ。

親が知らないところで、お子さんが友達へ勝手に送金出来てしまうんです。
しかも、電話番号だけで送れてしまうというお粗末さ。

また、不正利用があっても補償なし。
スマホを紛失したら、すぐさま遠隔ロックするしか防衛できません。


次に、LINEpay。

メリット

  • クレジットカードがいらない
  • コンビニでチャージ可能
  • 補償あり(上限10万円)

デメリット

  • キッズケータイはLINEが使えないので、LINEpayも利用不可
  • 本人確認が無いと使えないサービスがある

クレジットカードの登録が必要無し。
銀行口座の登録もしなくてはいけないわけではありません。

コンビニでのチャージだけにしておけば、お子さんが現金を持たない限りチャージ不可。
使い過ぎの防止になります。

万が一紛失して不正利用されてしまっても、10万円までの補償があるのも嬉しいですね。

ただし、キッズケータイのお子さんは、LINEが使えません。
なので、LINEpayも利用不可。

そこで、ママ名義のLINEpayカードを持たせておく手があります。
見た目がクレジットカードっぽいので間違われることもありますが、店頭で使えるのはチャージした金額だけ。

クレジット機能はLINEショッピング等の特定ショップだけですので、お子さんがクレジットを利用できないようになっています。

ポイントは、ママのLINEにLINEpayポイントとして入ります。
このポイント分は送金できませんが、ママが使えば問題ナシ。

その9でも説明しておりますので、そちらも合わせてご覧いただくと分かりやすいです。

また、本人確認をしていないと送金できません。
送金を受け取る側は、本人確認ナシで受け取れます。

実はコレ、デメリットとお伝えしていますが、使い方次第ではメリットに。

つまり、本人確認ナシだとママからの送金は受け取れても、友達への送金ができない。
「勝手に送金」を防止できるってこと。

上限も20,000円までしか使えない。

要するに、わざと確認させないで利用することでママ的なメリットになるんです。


最後は、Applepay。

メリット

  • Suicaと連動可能
  • モバイルsuicaの年会費が無料
  • セキュリティーが強固(決済時に指紋認証・顔認証が必要)

デメリット

  • iphoneが電池切れすると利用不可
  • iphone7以降のモデルを持っていないと利用不可(iD機能付きのみ)
  • クレジットカードの登録不可
  • 子供用Suicaには登録不可

Applepay最大の特徴は、suicaとの連動ができるところ。
年会費も無料になりますし、かなりお得。

セキュリティーもしっかりしています。
万が一紛失してしまっても「iphoneを探す」で探せますし、紛失モードに切り替えればiphone自体の利用を停止できますよ。

遠隔操作でiphone内のApplepayの情報を消去できるので、第三者への情報流出もシャットアウト。

しかし、電池切れするとタダの荷物。

また、古いiphoneなどでiD非対応機種には使えないのが欠点。

お子さんが利用者だとクレジットカードの登録もできないので、プリペイドカードやデビットカードのみの利用に。
ほぼ勝手にチャージ出来ないので、メリットともいえるかもしれませんが。

子供用Suicaを持たせているママさんもいるかと思いますが、連動不可ですね。
かといって大人用を持たせてしまうと、運賃も大人用で計算されてしまいます。

ApplepayをSuicaと利用するなら

  1. 子供用Suicaを電車で
  2. モバイルsuicaを買い物用に

と、使い分けが必要になります。

前回の『ママさん向きスマホ決済』と今回の『お子さん用スマホ決済』。
どれも一長一短。

どの決済がいいのか、事前に家族みんなで話し合って決めましょう。

次回は、『ポイント還元事業の利用と注意点』を考えます
やっぱり変更!
幼児~小学生でも安心!カード式キャッシュレス決済!にします!

(その9へ)

R1.10.4(修正)
PayPayの紹介で、『コンビニチャージ不可』とお伝えしましたが、セブン銀行ATMでチャージ出来るようになりました。