就活その8。会社が思う『子育てへの理解』って?パート3

(パート2から)

子供の休みによる欠勤率を指摘されて逆ギレ、その日のうちに退職した私。

単純に逆ギレしただけではありません。
『子育て支援』とは何か、もう一度考え直す機会になったと思います。

結果をいうと、「会社が思う子育て支援」と「親が思う子育て支援」は、イコールではないのだと。

会社が思う子育ては、子供行事が中心。
子供の体調不良などの欠勤は、計算外なのでしょう。

だから、面接時には必ずこう聞かれませんでしたか?
お子さんの面倒を見てくれる人が近くにいますか?」と。

いる人もいるでしょうが、いない人だっていますよ。
いたとしても役に立たないこともありますから、うちの義実家のように。

でも、見てくれる人がいなくても働かなくちゃならない。
だから、この会社に応募したのに。

ま、私の会社選びは失敗だったということですね。(汗)

私は辞めましたが、そうもいかない事情だってあるでしょう。

では、どうしたら子育てとの両立ができるの?

そこで、私の経験を踏まえた子育てとの両立を成功させるコツを考えました。

  1. 旦那や家族との話し合い
  2. 会社との連絡を怠らない
  3. 上司や同僚との関係を円滑にしておく
  4. 病児保育園の利用

どんなことなのか、これから詳しく説明しますね。

    1. 旦那や家族との話し合い

特に子供の体調不良の休みについては、ある程度の決まり事を作っておく必要があると思います。

      • 保育園や学校からの呼び出し対応
      • 看病の休みを取る日数
      • 病院への通院
      • 食事の手配

など。

インフルエンザなどの「学校伝染病」になった場合、おおむね一週間くらいは休むことになります。
症状が出なくなっても、医師から「治癒証明書」を出してもらわないと登校できません。

その間、全部ママが休んで看る・・・というわけにもいかないですよね?

そこで、出てくる疑問はこんなカンジでしょう。

      • パパも仕事を休める日があるか?
      • 近所のジジババにも頼める状態か?
      • 急変時には病院に行けるか?
      • 食事は宅配?コンビニ?

その答えとして、

      • 「オレ、今日は会議があるから、呼び出されても行けないんだ」
      • 「明日ならおばあちゃんが看ててくれるって」
      • 「診察券と保険証は、引き出しにいれてあります」
      • 「ご飯くらい、コンビニでもいいじゃん」


わざわざ書いておく必要はないけど、せめてその日の仕事状況が分かっているとラクです。
慌ててしまって、あとで困ることもよくありますから。

呼び出しのことですが、ほとんどの学校や保育園ではあらかじめ連絡先を提出しています。
うちの保育園では、連絡順序を記載する欄もありましたね。
1番はママですが、時にはパパにも行ってもらいました。

前もって分かる時には、先生に話しておくといいですよ。
呼び出しは緊急の時もありますから、あまり待たせないで行ってあげたいですね。

    1. 会社との連絡を怠らないこと

診断結果を踏まえ、休みが長引くことなどを早めに報告しておくと、会社も予定が立てやすいです。
そして、出勤できるようになったら上司や同僚へひとこと挨拶をしておくこともお忘れなく。

1日おき、あるいは午前・午後だけでも出勤できるか、など。
やり方も会社としっかり相談しましょう。

    1. 上司や同僚との関係を円滑にしておくこと

これ、意外と大事なことです。

自分と同じく子供のことで休むママさんがいても、文句を言ったりしないことですね。
みんなお互い様」の雰囲気を作るようにすると、休んでも後腐れが少ないかな。

私も現場で文句は言われませんでした。
休みの人のフォローをしたり、時間が許す時は残業もしていたからでしょう。

文句を言っていた人は現場に関係ないので、業務自体の支障はありませんでした。
それでも辞めたのは、私がメンドくさくなっただけなので。(苦笑)

    1. 病児保育園の利用

保育園によっては、病児保育を受け入れているところもあります。
病院などでやっているところもありますね。
保活その4。病児保育園って知ってる?

詳しくは自治体ホームページを参考にしてください。


生活の事を考えると、そうカンタンに辞められません。
そうならないうちに、ほんの少しだけでも考える機会を作るといいのではないでしょうか?

それでも会社との折り合いがつかないようであれば、退職もやむを得ないと思います。
会社には代わりがいますが、ママには代わりがいませんから。

優先順第1位は『子供』です!
縁がなかったとスッパリあきらめて、次の会社を探しましょう。

「子育てと仕事の両立」は、「家庭や会社との良好な関係」が築けるかどうかが重要なのかもしれませんね。

就活その8。会社が思う『子育てへの理解』って?パート2

(パート1のつづき)

会社との『子育てへの理解』に差異があると感じたママ。
総務部長と話すうちにキレてきて・・・。

即効、パパに電話。

『私、仕事辞めていい?』

突然の事でビックリしていたようでしたが。
ま、ママの急な話はよくあることなので。(笑)

事情を説明したらパパも察してくれて、OKを貰いました。
事後報告になってしまって申し訳なかったけど。

すぐさま退職の意向を伝えに行くと、総務部長の態度が一変!

『いや、辞めろと言ったわけではなくて・・・、
お子さんの事を旦那さんが看てくれる時間もないのかと言いたかっただけなんだ』

ねーよ!
呆れて笑ってしまいました。

「すいませんね、うちは旦那が休むと生活できなくなるんで。
部長みたいに高給取りじゃないし。」

総務部長、青い顔してました。

風向きがコロッと変わった理由、じつは知っています。

こんな私ですが、製造の現場ではどの作業でも出来るメンバーのひとり。
独身の時に勤めた工業の経験を買われていましたから。

現場の部長からみたら、都合のいい人材です。

パート社員でありながら残業していた頃もありましたし。

でもママなんだから、休みは多くてもお互い様。
そんな人に、なんてこと言うんだ!?

・・・てカンジで。

部長同士で揉めていたらしいです。
(辞めた後に聞いた話です)

私自身、『私がいなくなるとフォローする人がいなくなって大変だろうな』と自負していましたから。

慰留されましたが、こんなことで揉めたくなかったので、退職しました。
昨年12月、年内最終稼働日のこと。(苦笑)

本来なら退職の意向を示してから引継ぎをし、1~3カ月後に退職するのが筋だと思います。
私もそのくらい知ってますって!

でも、単なるパートタイマーだったこともあって、引き継いでもらう仕事もない。
急に辞めても、大して問題にもなりません。

派遣さんなんか、次の日から急に来ないって人もいましたから。
会社側も慣れたものです、悪い意味で。

ということで、年内でカタをつけちゃいました!

(パート3へつづく)

就活その8。会社が思う『子育てへの理解』って?パート1

3月といえば、卒業式や就活、引っ越しなどもあって何かと忙しい時期ですよね。
私も昨年の今頃はホントに忙しかった!
保育園の準備や自分の就活も重なっていたので、目まぐるしかったなぁ。

4月、子供の保育園入園と同時に就職したママでしたが、昨年末退職しました。
理由は、子育ての為の欠勤が多かったため

ん?
子育てに理解のある会社』に就職したハズでは?

そう、そのハズでした。

私自身、子供の体調不良でこんなに休むことが多いは思っていなかったんです。

そのことについては、申し訳なかったと反省しています。

でも、その理解がある会社だったのでは?

面接時、私たち夫婦には他に子供の面倒を見てくれる家族はいないことは説明していて、会社もそれを納得して頂いての入社でした。
でも、会社としては休みが少ないほうがモチロンいいわけで。

同僚との欠勤率を比較されて、私の欠勤が際立ってしまったようなのです。

私と同じく核家族の同僚もいらっしゃいました。
近所にも身内はいないからパパと交代しながら看ている、と話していたっけなぁ。

我が家も時にはそうしてきましたが、全部をパパまかせにはできません。
パパにだって仕事がありますから。

パパの収入のほうが圧倒的に多いので、それを減らさないでおきたい。
そうなれば、ママが休んで看るほうが効率はいいわけで。

会社には、パパの職種の情報も届け出てあります。
『会社員』などで自宅の外で働いているなら、休みが取りにくい状況を考慮されたかもしれません。

しかし、我が家はパパが転職して自宅で仕事をしています。

そのことで総務部長からひとこと。
『旦那さんが家にいるんだから、お子さんは旦那さんが看ればいいんじゃないか?』と。

ママが会社にいる時、パパは家にいることになります。
モチロン、仕事してますよ。
自宅兼仕事場ってだけですから。

でも、会社はそう思っていなかった。

『自宅で仕事=子供を看ながらでも仕事出来る』と思われてしまったのです!

んなわけにいくか!
旦那は仕事してんだ!遊んでいるわけじゃない!

・・・もう、ホントに怒鳴ってやろうか?!

この一言でママの仕事意欲は一気に消え失せ・・・。
この会社で育児との両立は不可能と判断し、退職を決意しました。

(パート2へつづく)