こども時間について、子供に準備をさせるにはどうしたらいい?

保育参観の後、子育てについてのパネルディスカッションがありました。

テーマは『こども時間について』。
子供とどんな時間を過ごしているか、大人と子供の時間の違いとは?

最初は子供のクラスごとに分かれての話し合いから。
2歳児クラスでまず話題になったのは、子供に自分で準備させるには?という事。
次の日の準備を子供自身にやらせようとしているという話が出て、私はとても不思議に思いました。

2~3歳で、準備を理解できるのか?

我が家は準備より片付けを徹底させるようにしていたので、その考えに戸惑いました。
2歳児となると、そろそろ自己主張をしてくる時期。
親がすべてやってあげる『赤ちゃん』ではありません。
かといって、急にやらせようとしても無理があります。

『片付けが出来てこそ、準備が出来る』が、私の方針。
キチンとしまっていないと、何がどこにあるのか分からないから準備できないのでは?

ママさんたちは、準備の事ばかり気がいっているようでした。

私がこんな考えになったのには、自分で見てきた経験からです。

実家で暮らしていた時、兄が結婚して同居、3人の子育てを見てきました。
義姉は正直片付けが苦手なようで、兄たちが使っている部屋は足の踏み場もないほどの散らかりよう。
両親も、勝手に部屋に入ったりするのはいかがなものかと、あまり話題にはしませんでした。

兄も義姉も、タンスや収納ケースを買うと、それだけで『片付けたつもり』になってしまうのです。
一度はしまうものの、再び収納されることはなく、タンスの中の方がキレイな状態。(笑)
半開きの引き出しに着ていない服が何枚も重ねて掛けてあるのです。
ひどい時は、服の重みに耐えかねて破損していることもよくありました。

そのせいか、子供たちは中学生になっても自分で準備が出来ない子になってしまったのです。
毎朝、『体操着どこ?』『靴下が片方ない!』など。
その延長でしょうか、その日に徴収する集金袋を出し忘れたり・・・。

義姉の慌てる様子には、ほとほと呆れました。

長男は高校を卒業しましたが、未だに3歳くらいの時に着ていた服が出てきます。
長女からは、『こんな部屋じゃ友達を呼べない』と言われたらしいですが、何も変わっていません。

その子には、私が棚や収納ケースごと部屋を明け渡したので、今はとてもキレイに使っています。
(時折、おばあちゃんが掃除機をかけてくれるからということもあるでしょうが)

どこに何を片付けたのかを自分で分かっていないと、準備に戸惑ってしまって出来ないのでは?

現に、うちでは色分けした箱を用意、子供が自分で中身を決めて片付けています。
パパが勝手に片付けてしまった時があり、子供が目当てのおもちゃを探せなくて騒ぎになりました。

『自分で準備ができるようになってもらいたい』ママさんの気持ちは分かりますが、準備をする前の過程をすっぽかしていませんか?
まずは、準備をするものが子供に分かる状態になっているか、親がもう一度考えることが必要だと思います。

そもそも、『準備をさせる』という考えが、大人の時間。(大人の都合?)
子供の時間だったら、『明日も保育園に行く』と思うことでは?

『準備できないと明日大変だよ!』なんてことが理解できるのは、まだまだ先の話ですね。

ママ友が体調不良!困った時はお互い様。

先週は、私一家全員で体調不良。気温の変化についていけない状態でした。
子供だけはクリニックに連れて行き、薬を処方してもらいました。
無料だし、目やにが出たのが初めてでどうしたらいいのか分からなかったので。

症状は私が一番重くてなかなか治りません。
喘息持ちなので、風邪でも油断できないのです。
今回の風邪も少し発作が出ていて、家事は問題ありませんが子供の暴走にはついていけず、旦那に協力してもらいました。

義実家同居中も、私がSOSを出せば会議などがなければ会社を早退してきてくれました。
義家族が役に立たないのを、旦那自身が自覚しているようです。

同居ってこういう時に頼りになるのがメリットだと思いますが、なんの意味もありませんでした。

同居解消し、物理的に頼る・頼られることはなくなりましたが、いざとなると困る時もありますね。

私一家の体調不良が落ち着いた頃、同じアパートのSさんママと子供が体調不良と知りました。
いつもなら仕事に行っている時間に車があったので、『お子さん、風邪かな?』くらいにしか思っていませんでした。

たまたま電話をした時に、ママのほうがかなり辛い状態だと聞き、夕方訪ねてみることにしました。
Sさん、こたつでグッタリ!
子守りができる様子ではありません。
幸い子供(Iくん)は元気に遊んでいましたが、少し下痢気味で保育園をお休みしていたそうです。
パパさんはいつも帰りが遅く、しかも今夜はバイトに行くというのです。
明日(土曜日)は、仕事の忘年会に行くらしい・・・?

そりゃないよ!

夕ご飯の支度どころではないので、我が家の夕ご飯をおすそ分け。
肉じゃがにマカロニサラダ、大根の煮物・・・大したものではありませんが。(笑)
処方箋をみると、頓服の解熱剤が3錠しか出ていなくて、残りが1つ。
これでは朝まで持ちません。
たまたま私が余分に処方してもらっていたものと同じだったので、少しですが譲りました。
(本来ならダメですが、同じ薬だったので問題ないと判断しました)

Iくんはもう飽きている様子で、私に抱っこを求めて離しません。
ママに心配をかけまいとガマンしていたのでしょう。

これではSママもIくんも休めない。
思い切って、少しの間預かることに。

Iくんは大喜びで、我が家へ。

保育園でママ以外の人との接触が多いIくんと、私から離れた事がない息子。
違いは歴然でした。
たまに遊びに来ていたとはいえ、急にママから離れて違う家に連れて来られても、全く物おじしないIくん。
自宅なのに、Iくんの訪問にビビッてパパにしがみつく息子。

『かわいい子には旅をさせよ』
こんなに違いが出るとは思いませんでした。

Iくんのパパが迎えにくるまでの2時間ほど、我が家でジュースを飲んでお菓子を食べて、段ボールハウスで遊んでいました。
大好きなパパがお迎えの時はホントにニコニコして、『バイバイ』とご機嫌で帰っていきました。

後日、良くなったSさんが、お礼をもってきてくれました。
そんなたいした事したつもりではなかったのですが、ホントに助かったと喜んでくれました。
こんな時くらい、みんなで助け合っていきたいですね。

そこで聞いたのですが、今度はパパさんが体調不良に!
忘年会の一次会で調子が悪いと気づき嘔吐、スッキリしたからと二次会に参加しまた嘔吐、帰るころにはグッタリだったそうです。
せめて一次会で帰ればよかったのに・・・。

家族をないがしろにしたバチが当たったんですね!(笑)

うちの旦那も同じ事言ってました。あ~あ。

これに懲りて少しは家族への配慮をしてくれるといいのですが・・・。

ちなみに、私がお手伝いさせてもらった翌日は、近所に住むSさん義母がきてくれていたそうです。
きてくれるのはありがたいけど、私だったら自分の子供の教育をし直してほしいと言っちゃいそうです。

核家族化のこの時代、地域のお付き合いを避けたい気持ちは分かります。
でも、いざとなったら遠くの身内より近くの他人のほうがいい時もあります。緊急事態だったら尚更。

自分たちの殻に閉じこもっているだけでなく、最低限のお付き合いはしていくべき!

困った時はお互い様、人付き合いにも柔軟性を持っていきたいですね。
それが、時には自分のためにも、子供のためにもなっていきますから!