4歳児の運動会、その1。出来ない子供にママはガッカリ。
先月半ば、保育園の運動会のこと。
あいにくの天気で、近くの中学校の体育館をお借りしての開催となりました。
が、子供たちは裸足で元気いっぱい!
うちの子は、競技よりママを探すことに必死。
その辺だけは相変わらず。(笑)
少しは集中してほしいんですけどね。
ママの方に駆け込んで来なくなったので、成長した証でしょう。
(去年までは、ママを見つけて追いかけてきてしまったので)
保育園の運動会では、必ず子供の個人競技があります。
今年の競技は、雲梯と鉄棒。
進級してからみんなで頑張っていると、保育士さんから聞いていました。
が、うちの子はこれが大の苦手。
『ぶら下がっている』状態が、とにかくイヤ。
掴むことは出来ても、持続できない。
公園で練習したこともあるのですが、とにかくヤル気ナシ。
ヘラヘラして、すぐに手を離してしまうのです。
体型的な不利も原因の一つ。
うちの子、体型は標準ですが身長が大きめで、見た目ヒョロヒョロ。
筋肉量が足りないので、力がいる競技自体がキライ。
いっぱい練習している同級生の手のひらには、マメが出来ています。
通称『がんばりマメ』。
親御さんの迎えを待つ間にも練習しているので、とても上手。
うちの子も『がんばりマメが欲しい』と言っているのですが、練習する気はナシ。
お玉を持って、水遊びをしていることがほとんど。
『練習しないと出来ない』
『出来ないから練習しない』
子供らしい葛藤がうかがえます。
ママが子供の時、両親の教育方針は『勉強より運動で1位を獲れ』。
おかげで、運動だけは誰にも負けませんでした。
が、運動神経って遺伝子では受け継がれないんですね。(笑)
こんな調子なので、運動会本番では順番が来る前から泣きっぱなし。
お気に入りの研修生さんを独り占めし、かなり嫌がっている様子が保護者席からも確認できるほど。
プログラムの都合上、うちの子の順番はラスト。
同級生が軽々とやってのける中、順番を待たねばなりません。
それがかえって悪かったらしく、順番が来ても動けなくなってしまったのです!
その姿に、ママは正直ガッカリ。
恥ずかしくて見ていられませんでした。
それでも、子供はボイコットしません。
保育士さんが5人がかりで、うちの子に声をかけたり足を持ち上げてくれたり。
飛びつく段は、少し下げてもらって何とかクリア。
飛び降りは、大好きな男性保育士さんの胸に飛び込んでいきました。
鉄棒の足抜きは、一人でカンペキ。
競技を終えると、大きな拍手が沸き起こりました。
周りのママさん方からは、
『よく頑張ったね!』
『出来るじゃん!』
との声をいただきました。
2歳児のとき担当してくれた保育士さんからも、
『感動して涙出ちゃったよ。出来るようになったんだね』と。
ありがたかったのですが、内心は嬉しくありません。
とにかく、同級生と同じくできなかったことが、ママにとっては情けなくて。
見て下さった方々は、感動の涙だったかもしれません。
が、ママの涙は悔し涙。
なかなか記事にできなかったのも、こんな気持ちでいたから。
そんな中、ママの気持ちを変えてくれたのは、保育士さんのおたよりでした。
(その2へ)
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