(その2からのつづき)
カーテン・タッセルが縫い終わりましたら、次はファスナーを縫い付けていきます。
ここで、ファスナーを付ける際の最大の注意点!
『ファスナーは向きに気を付けましょう!』
100均のロングファスナーには、スライダー(開け閉めする金具)が3つ付属されています。
どのスライダーでもいいので、どれか1つ選んで残りは外してください。
スライダーを外すとき、ファスナーが閉じるように外すといいです。
バラバラにならず、作業がスムーズにできますよ。
「スライダーがはまらなくなっちゃった!」と焦る方もいらっしゃると思いますが、ご安心を。
スライダーは、カンタンに直せます。
今回使用するファスナーですが、端2㎝くらいにはエレメント(ファスナーのかみ合わせ部分)がついていません。
これを利用して直します。
スライダーの直し方はコチラ。(100均ロングファスナーの場合)
- 閉まっている端のエレメントを少し広げて、エレメントを外す
- スライダーの開く側からファスナーに合わせて軽く差し入れる
- 引き手を持って、エレメントがかみ合っているか確認しながらファスナーに差し込む
正規のやり方ではありませんが、100均のファスナーならこれで直せます。
前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。
まず、ファスナーの開く・閉まる向きを確認します。
向きを間違えるとカーテンが開かなくなってしまいますので。
最初は、カーテン下から縫ってください。
ファスナーを閉めた状態で、スライダーが中心に来るように置きます。
スライダーの引き手側とカーテン外側を中表に重ね合わせてください。
エレメントの無い部分は切り取らずに、ここを端としてカーテン中心に合わせます。
ファスナーは閉まりきりませんが、これでいいです。(理由はその5で)
ファスナーとカーテンの端を合わせて縫います。
次にカーテンを表にして、押さえ縫いしてください。
必ず二重縫いになるようにしましょう。(耐久性アップのため)
左右下のファスナーをつけたら、中心ファスナーをつけます。
布が大きくなって大変ですが、付け方は同じですのでがんばってください。(笑)
ファスナーが付きましたら、スライダーが落ちないように端を縫い固めます。
「これでもか!」ってくらい、3~4回返し縫いしてください。
が、ここでまたまた注意!(しつこくてすみません)
- ファスナーが全て開く端は、エレメントを閉じたまま跨いで縫う
- ファスナーが全て閉じる端は、エレメントを開いた状態で左右バラバラになるように縫う
これを間違えると、端が外れなくてテントに出入りできなくなってしまいますよ!
6本のファスナーすべてに当てはまりますので、気を付けましょう。
これを踏まえると、
- 中心は下
- 右側は左
- 左側は右
にスライダーを動かすと閉まるようにします。
また、すべて閉めた状態にすると中心下にスライダーが集中しますので、ここの端はバラバラになるように縫えばいいですね。
ちょっと分かりにくいので、写真で確認してみてください。
しつこいようですが、『ファスナーの向きに注意』ですよ!
ちなみに、ミシンはここでお役目終了です。
余ったファスナーは切り、接着剤を付けてほつれないようにしておきます。
カーテン下・中心に計6本のファスナーが縫い付け終わりましたら、テント本体に付けて行きましょう!
(その4へつづく)