赤ちゃんの育児、その2。ママの喘息が再発、母乳育児からミルク育児に。

最近は、ほとんどの産院が母乳育児を推奨しています。
母親とのスキンシップ、子供の免疫力が上がる、ミルク代がかからない、安全性が高い、などなど・・・
デメリットもありますが、差し引いてもメリットは大きいと思います。

でも、どうしても母乳をあげられない事情だってあるのです。

私は喘息の持病があり、入院経験もあります。
旦那と付き合い始めた頃は落ち着いていて、薬(吸引薬)を使うことはほとんどない生活をしていました。
でも、風邪を引いたり、台風が近づいてきたりすると、喘息らしき発作が起きたことがありました。
旦那は了解済みです。

結婚を前提にした義実家での同棲が始まると、しばらくの間掃除に明け暮れる日々が続きました。
義母が亡くなって8年、義父と義祖母では掃除まで手の回らなかった様子で、あちこちカビとホコリと油まみれでした。

もっとキレイな家で新婚生活をスタートさせたかった・・・

キレイ好きを公言していた義父ですが、自分の気の向いたときにちょこっとするくらいで、
大してキレイとは私的には思えませんでした。
傍からみたら威張るほどのことではなく、逆にもっとちゃんとやれよ!と言いたいくらいでした。

義家族にアレルギー持ちがいなかったこと、子供がいなかったこと、
カビやホコリとの共存(?)に慣れきっていたこと・・・

なんでもないひとには分からないでしょうが、私には生死にかかわる問題です。

特に浴室が爆弾でした。
お風呂に入るたびに息苦しさを感じるほど。
ヤバイかも・・・とは思いましたが、その当時は言い出せず。

同居から半月で喘息が再発してしまいました。

自分で運転して夜間外来を受診しました。
旦那は飲酒してしまったので、それなら病院に一緒に来ても意味ないのに何故かついてきました。
その日は吸入処置と薬を処方してもらい帰宅しましたが、あまりよくならず。
2日後にインフルエンザの診断が。
喘息で免疫が落ちているところに運悪く感染してしまったらしいです。

インフルエンザはウイルスが死滅すれば治りますが、喘息の発作は一度起きると終息まで時間がかかります。
体の中で火事が一週間起きているようなものです。
アレルギーが原因の場合、アレルゲンがある限りいつ発作が起きてもおかしくない状態なのです。

2週間後に妊娠が分かり、さらに不安になってしまいました。

この家では、喘息におびえながら子育てしなきゃならないのでは・・・?

処方された薬にはステロイドが含まれていて、通常の量なら胎児への影響はないとのことでしたが、
発作を起こした時の薬は妊婦・授乳期の方には使えないものでした。
私の病状的にも、その薬は必須でした。

喘息を起こさないためには、死ぬ気で掃除しなければならない。
でも、子供を抱えて出来る事は限られる。
発作が起きれば家事も育児もできなくなる・・・。

私の中での解決方法は、同居解消しかありませんでした。
それも含めて、つわりで一時私実家に逃げたのですが、この時は解消に至らず。
不安でいっぱいの中、妊娠期間を過ごし、出産しました。

思ってた通り、私は産褥期も休むことなく家事と子供の世話に追われ、義家族が掃除するわけもなく。
(退院後、里帰りなし。手伝うはずの義祖母はたった3日で家事を丸投げ)
子供が生まれて2カ月、やっぱり喘息を起こして母乳を諦めざるを得ませんでした。

旦那は理解してくれて、むしろ赤ちゃんにミルクをあげるのが楽しそうでした。
それにひきかえ、義祖母をはじめ、義親戚の女性陣や近所のおばさん連中まであーだこーだ言われまくり。
母乳推奨の母乳外来でもブツブツ言われる始末。

そんなに母乳育児がエライのか?

ミルクの子は体重オーバーや体型ブクブクになると言いますが、個人差の問題です。
うちの子は平均体重ですし、ブクブクではありません。むしろ暴れん坊で引き締まっています。
約3カ月早く生まれたはとこ(母乳育児)のほうがブクブクしてて、しょっちゅう風邪引いた・熱が出たと病院騒ぎ。

今になって義祖母はミルクを否定しなくなりましたが、もう遅いですよ。
同居解消しましたし。

母乳育児はあくまで『推奨』であって、『強制』ではありません。
そのことで気にしているママさんはきっと私だけではないでしょう。
世間は色んなこと言いますが、気にすることはありません。
私自身、相談した保健師さんの言葉がなかったら、こんなに強気になれなかったと思います。

赤ちゃんの健康は確かに大事ですが、ママの健康も大事です。
ママが健康でなかったら、誰が赤ちゃんを育てられるのか?
よほどの事がないとパパや祖母には育てられません。
だって、パパやおばぁちゃんはママじゃないから。

母乳でもミルクでも、ママの愛情に変わりはありませんよ。

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