義祖母退院!その1。愚痴るくらいならデイケアに行け!

(義祖母入院!その3のつづき)

何の準備もしないで、退院してしまった義祖母。
退院自体は、とても喜ばしいことです。

が、介護士資格持ちの私からみれば、手放しで喜べません。

退院後の、これからの生活が肝心なのです。

退院してきた義祖母は、極端に外出を控えるようになりました。
ま、散歩中に転んで骨折してしまったのだから、その心境は察します。

でも、これではリハビリしてきた意味がありません。

食事は、義父が何とかやっているようです。
出来合いのものだったり、近所のおすそ分けだったり。
それでも食べられるのですから、文句を言わなければ困ることはないでしょう。

しかし、寝起きだけの生活になりますので、せっかく鍛えた筋肉は衰える一方です。

リハビリ病棟はトイレ・食堂への移動距離が長く、生活そのものがリハビリになるよう設計されています。
知らず知らずのうちに筋肉が鍛えられ、退院に向かっていけるのです。

また、お風呂も安全が確保された状態で、着替えや整髪も手伝ってもらえます。
必ず医師・看護師やPT・ST、介護士等の目があり、必要なケアを受けているのです。

退院後にはそれらすべてが受けられなくなります。
当たり前ですよね?

そのため、通所リハ・デイサービス・介護用品レンタルなどの在宅介護に必要なものが受けられるようにする。
これが、『介護保険制度』なわけです。

なんで、こんな説明をしているかというと、分かっていない人がいるから。(笑)

そう、義実家です。

ここからは、義祖母の愚痴を紹介します。

  • 食事は義父が用意したものなので、野菜類が極端に少ない。栄養バランスが悪い
  • 食事の味が濃く、高血圧の義祖母には健康上問題あり
  • トイレは、粗相しても片付けてもらえない
  • お風呂の時背中に手が届かなくなり、背中を洗えない
  • 浴槽が深くて入れないのでシャワーのみ。カラスの行水みたいで、入った気がしない
  • お茶碗やお皿を片付けてもらえない
  • ゴミ捨てもできない
  • 散歩もしていない
  • 近所の人が来なかったら、だれもいない

等々・・・。

苦笑いしかできませんでした。

私がかつて懸念したことが、すべてやってきましたね。

ここからは、私が「心の中で」答えたことです。(笑)

病院食は、患者さんのことを考えたカンペキな食事です。
栄養バランスはモチロン、高血圧や糖尿、あらゆる病気に対応してくれています。
高血圧の症状が落ち着いていたのは、病院食のおかげですよ。

義父は野菜嫌いですから、義祖母だけに薄味の野菜料理なんてしません。

子供のオムツ交換すらしたことのない義父に、粗相の始末なんて出来ませんよ。
義祖母の孫である旦那も、息子の粗相に慌ててますし。(パパあるあるですね)

『背中流そうか?』なんて、義父に気の利いたことはできません。
いままでもされた事ないでしょ?
浴槽への介助は、慣れない人がやると双方ケガをします。無理です。

誰もいないのだから、お皿やゴミが勝手に片付くわけない。(笑)

散歩は、危険なのでやめましょう。
義父が付き添ってくれればいいですが、やらないですね。
犬の散歩すらサボっていましたから。

2人暮らしですから、義父が仕事なら日中は一人きりです。
(義弟は県外に転職したので、住民票はあるもののほとんどいません)

ハッキリ言います。
これは、義実家の因果応報、自業自得です。
誰のせいでもありません。

正直スルーしたいところ。
でも、私もそこまで悪人ではないですよ。

救いの手はあります。
それが、介護保険。
そのために、介護認定を受けて、『介護度3』をいただいているのです。

デイケアやデイサービスに行けば、義祖母の愚痴はほぼ解決できます。
リハビリやお風呂、散歩や美味しい食事、お友達とのお話など。

社交的な義祖母のこと、あっという間に馴染んでしまうでしょう。

家のことなら、ヘルパーさんにお願いすればいいのです。
食事や片付けくらいなら、週2で各1時間くらい来てもらえば事足ります。

これらの費用も1割負担で利用できるのですから、便利なものです。
利用しない意味が分かりません。

ちなみに、私にこれをやれというなら、10割の費用が発生します。(怒)

デイケアやヘルパーさんにお願いして、快適な生活をするか。
このままの状態で、愚痴をこぼす生活をするか。

さあ、どっちがいいですか?

(その2へつづく)

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