赤ちゃんの育児、その1。初めての授乳に大苦戦!
赤ちゃんが口に触れたものに反射的に吸い付く『吸啜』(きゅうてつ)反射。
赤ちゃんが自分でママのおっぱいを探し、命をつなぐ大事な行動です。
人間だけでなく、哺乳類に属する生き物の赤ちゃんにはほぼ備わっているそうですね。
赤ちゃんてすごい!
私も子供が産まれて初めておっぱいを吸われた時は、ホントに感動しました。
何も教えてないのに、おっぱいが分かるんですから。
陰部裂傷の処置をして頂いたので時間がかかり、赤ちゃんとしっかり対面できたのは出産後45分以上経ってから。
ぎこちない手つきで子供を抱く旦那の姿が微笑ましく思えました。
パパになった実感が湧いたかな?
程なく義父も駆けつけてくれて、初孫との対面をしてもらいました。
落ち着いた頃合いをみて、助産師さんから授乳をしてみましょうと言われました。
助産師さんに助けてもらいながら、赤ちゃんの口に乳首をつけると・・・
『あ~ん』と大きく口を開けるではありませんか!
すかさず助産師さんが赤ちゃんの頭を押さえて私のおっぱいを咥えさせると、赤ちゃんが『ちゅっちゅ』と吸います。
何ともいえない感触、ちょっとくすぐったかったです。
まだ母乳は出ませんが、この刺激で母乳分泌が促進されるそうです。
旦那は恥ずかしそうでしたが、満面の笑顔でした。
私、やっとママになったんだなぁ、と改めて実感。
と同時に、ママも赤ちゃんもまだまだ下手くそだと分かりました。
確かに、赤ちゃんは反射でママのおっぱいを吸ってくれますが、『吸う』だけ。
それでは、赤ちゃんがおっぱいを『飲む』までには至りません。
赤ちゃんがしっかりママの乳輪まで咥えてくれないと、いくら吸っても母乳は出ません。
ママがちゃんと赤ちゃんを誘導してあげなくてはならないのです。
赤ちゃんが勝手に飲んでくれるものだと思ってました!
うちの子は乳首だけを口に入れて遊んでいるようなカンジ。
ちゃんと吸ってくれると、乳房の中を母乳が流れている感覚が伝わってきますよ。
飲んだ量も、体重を量れば分かります。
私の誘導がうまくいかなくて、なかなかきちんとした量をあげられませんでした。
『赤ちゃんもママも初心者、いきなり出来る子なんていないです』
助産師さんが私の背中をさすりながら言ってくれました。
練習すればできますよ、と、忙しくても授乳のたびにお付き合いしてくださいました。
乳首が切れて痛かったけど、何度も挑戦して母乳をあげられるように。
退院時には完全母乳でいけるね!と言われました。
でも、退院後すぐに家事をやらざるを得なくなって休めず。
睡眠不足とストレスで母乳の出が悪くなり。
乳首トラブルと私の喘息発作もあって、2カ月で母乳育児を諦めることになりました。
ストレスの原因となった義祖母からは母乳ではないことを責められ、はとことの差を嫌味ったらしく言われ・・・。
苦痛の毎日でした。
義祖母の垂れ下がった乳をあげようとしたときは、腹の底から煮えたぎる思いをしたのを今でも密かに覚えています。
あんなものを子供に・・・!?
キモチワルイから二度とやるな!
とは言えませんでしたが、もうさせませんでした。
あの姿を旦那と義父が見たら、何と言っただろうか・・・?
笑い話にされたら、その場で離婚していたかもしれません。
旦那は、自分もミルクをあげられるし育児に参加できるからと理解してくれたので、表向きはおさめました。
ババ様にかまってるヒマがなかったので。
せっかく子供が上手に母乳を吸えるようになってきた時だったので残念でしたが、母子ともに健康面を考えた末の結論です。
部外者に文句は言わせません。
出費がかさむことも承知しています。
母子の健康とお金、どっちが大事ですか?
赤ちゃんを抱っこしておっぱいをあげることは、ママの専売特許です。
パパにはできません。
でも、ミルクだったら、パパにもおすそ分けできます。
2人の子供ですし、独り占めすることもないでしょう?
共通の思いで子供を育てられるなんて、私は素敵だと思いますよ!
皆さんは里帰り出産でしたか?私は里帰りしなかったことを後悔することになりました。
出産準備、その8。里帰り無し、出産後の家事は誰がする?
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