子供の健康、その3。防災の日、子供連れの避難は車中泊がベスト?
9月1日は、防災の日。
先日、相次ぐ台風の襲来によって、東北・北海道を中心に甚大な被害が出ました。
特に、岩手県で発生した氾濫によってグループホームに入所していたお年寄り9名が亡くなった報道は、介護士の私にとっては大きな衝撃です。
でも、一番衝撃を受けたのが、ニュースに出演していらした方の一言。
『何でもっと早く逃げなかったのか?』
隣の老人保健施設の入所者は安全に避難できたのに、なぜ?という発言。
これって、介護現場にいる人間から見たら、何とも不愉快な言葉です。
身体の不自由なお年寄りが避難するのは、私たちが思っている以上に大変。
外は真っ暗、足場も悪くなっていますし、下手に動けない。
避難訓練はきちんと行っているはずですが、いざその時が来たからといってそう上手い具合にはいきませんよ。
助かった職員の方が責任を感じていらっしゃいましたが、責任はないと思います。
無責任な発言をする前に、介護の現状を知って頂きたい。
そして、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
さて、お年寄りの避難の問題もありますが、子供はどうでしょう?
ある程度物分かりが出来る年齢なら何とかなりますが、1歳児となるとそうもいきません。
移動は親が抱っこでもしていけば何とかなりますから、お年寄りよりは逃げやすいでしょう。
ただ、一番気がかりなのが、避難した後の避難所での事です。
訳も分からずいきなり知らない所に連れていかれ、しかも何やらゴチャゴチャしている・・・。
大人以上に混乱し、ストレスになるでしょう。
それに、避難所でおとなしくしていられる保証もありません。
我が子は絶対じっとしていられなくて、騒ぎはじめてしまうと予想できます。
最近の避難生活が車中泊なのもうなずけます。
うちもそうすると思います。
子供のため、よそ様のため。
でも、車中泊は健康状態が心配です。
狭いですし、子供が自由に遊べない。
ベストなところではないと思います。
避難生活が長引くのであれば、他の住まいを探すなどの検討も必要になるかもしれません。
小さい子供を持つママさんならではの悩みでしょう。
避難所を利用しないと救援物資がもらえないことが多いらしいので、自分たちの分は自分たちで予め確保しなければなりません。
特に、子供が使う紙おむつや食料はすぐに入手できない可能性もあります。
皆さんは、どのくらいの準備や備蓄をしているのでしょうか?
我が家はあまり用意してありません。
アパートって収納に限りがあるので。
外に置くところもありませんし、いざ使うときに出せないことも考えられます。
ホントに少量ですが、ペットボトルの水とカップラーメン、子供のレトルトカレーくらいの準備はしてありますね。
お湯が沸かせるとかなり便利なので、カセットコンロを用意しておこうかと思っています。
その他、紙コップやラップ、子供のおむつなど・・・。
スペースをとりますが、少ない物でも備えあれば憂いなし!
でも、置いた場所を忘れないで!
意味なくなっちゃいます(苦笑)。
災害は、いつ起こるかわからない。
うちは大丈夫!なんて、他人事のように言っていられない。
起こらないに越したことはありませんが、災害は時間も場所も選びません。
もしかしたら、明日かもしれません・・・。
子供のための災害対策を、こんな時に旦那と相談しておきたいですね。
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